研究課題/領域番号 |
18H03380
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63030:化学物質影響関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小椋 康光 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (40292677)
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研究分担者 |
鈴木 紀行 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (10376379)
福本 泰典 千葉大学, 大学院薬学研究院, 講師 (10447310)
田中 佑樹 千葉大学, 大学院薬学研究院, 助教 (50824041)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | セレン / 水銀 / テルル / メチル化 / アンチモン / スペシエーション / レーザーアブレーション / ICP-MS / 脱メチル化 / 誘導結合プラズマ質量分析法 / メチルトランスフェラーゼ / ヒ素 / S-アデノシルメチオニン / ESI-MS/MS |
研究成果の概要 |
金属及び類金属元素のアルキル化/脱アルキル化は、それら元素の固有の毒性発現に大きく影響する。本研究では研究期間内に得られたもっとも重要な知見は、以下の通りである。すなわち、セレンは、生体内でトリメチル化までの3段階のメチル化を受けることが知られていた。この3段階のメチル化は、1及び2段階目の反応を担う酵素と、2及び3段階目を担う酵素の2種類の酵素が協同して担っていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属と炭素の結合を持つ有機金属化合物は、特徴的な物理化学的性質を持つため、産業的価値の高い化合物が多い。一方、その性質は生物学的にも特徴的であり、未知の毒性を発揮する可能性も持っている。本研究の成果によって、有機金属化合物の毒性発現機構及び解毒機構が解明され、金属元素の有害性と有用性のトレードオフからの脱却に貢献できるものと思われる。
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