研究課題/領域番号 |
18H03381
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63030:化学物質影響関連
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
中西 剛 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (50303988)
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研究分担者 |
永瀬 久光 岐阜薬科大学, 薬学部, 名誉教授 (40141395)
木村 朋紀 摂南大学, 理工学部, 准教授 (70340859)
井戸 章子 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (00336629)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | フルオレン9-ビスフェノール / エストロゲン作動性 / 内分泌かく乱 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまでリスク評価が行われてこなかった代替ビスフェノールAであるフルオレン9-ビスフェノール(BHPF)のリスク評価を、ガイドライン試験に準拠した試験により行うとともに、独自に作製したエストロゲン応答性レポーターマウスを用いて、その作用機構の解明を試みた。その結果、我々はBHPFの無毒性量を同定するとともに、安全に使用できる用量域を示すことができた。またBHPFは決して高いレベルではないものの、人の血液中からも検出されたことから、ヒトにおいても一定量のBHPF曝露を受けているものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BHPFは、飲料水用のペットボトル等に使用されているにもかかわらず、これまでその毒性に関する情報が全く存在しなかった。本研究では無毒性量を同定することで、その安全使用に関する用量域を示すことができたことから、学術的意義はもちろんのこと社会的意義も非常に大きい成果であると言える。
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