研究課題
基盤研究(B)
本研究では、さいたま市都市部において、春秋季のスギ、ヒノキ、ブタクサ等の花粉飛散期において、花粉やアレルゲンの粒径別捕集、花粉飛散情報、特に、世界で初めて、新規共通抗原性の秋花粉微小アレルゲン高感度計測法を構築し、アレルゲンの解析研究を進めてきた。花粉が大気汚染化学種の沈着や湿度等の影響を受け、表面の均一、不均一化学反応により変性、破裂に伴った微小アレルゲン粒子が放出し、花粉症罹患の高発症率の一因と推定される。そのため、花粉アレルゲンの人体呼吸器系深部への侵入を確認することができた。また複合アレルゲンによる感作成立・アジュバント作用増強の可能性が示唆された。
花粉の飛散期において、花粉アレルゲン、大気有害物質(発癌性芳香族炭化水素類(PAHs)、重金属類など)を含む複合微小粒子をサンプリングしてして計測することで、それらの人体への健康影響が懸念されている。今後、大気化学事例研究を継続していく必要がある。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (15件) (うち国際共著 14件、 査読あり 15件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (12件)
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