研究課題/領域番号 |
18H03390
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
高橋 由紀子 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (00399502)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 高感度試験紙 / 簡易表面分析 / 簡易水分析 / 簡易大気分析 / 色素ナノ粒子 / 簡易固体分析 |
研究成果の概要 |
水試料中のppbレベルのイオン試験紙「ナノ薄膜試験紙」を大気および固体表面の直接分析へと応用展開し、ナノ薄膜試験紙のナノ薄膜の構造改良や色素ナノ粒子の安定性の向上、ナノ薄膜へのコーティングによる機能付加により、その場分析を強く志向した形態へと進化させた。具体的には、大気中の粒子状マンガンのパッシブ検出法、環境水中の鉄のメインの形態である腐植酸鉄の定量法、金属アレルギーやRoHS指令分析で必要とされる合金やメッキの固体表面ニッケル、鉛、スズ、また耕作土壌中のカドミウムなどのサンプルを通して、直接成分分析の「タッチテスト」および定量化を目指した「タッチテストデバイス」の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界初の大気および固体表面の高感度簡易分析となり、これまでラボにて複雑な前処理と機器分析を経て結果を得ていた超微量環境分析を、構造的にも機能的にもその場環境分析に適した形に進化させ、その場で・迅速に・誰でも可能な分析法とする。原理面、応用面についても検討し、イオン以外の形態のターゲットを検出するためのナノ薄膜固相の評価、大気中微粒子や固体表面の成分分析等の新たな試料への展開、現場で前処理無しに規制値レベルを判定可能な方法へブラッシュアップした。
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