研究課題/領域番号 |
18H03397
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
佐藤 令一 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (30235428)
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研究分担者 |
天竺桂 弘子 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (80434190)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | Bacillus thuringiensis / Cry toxin / ABCトランスポーター / Bombyx mori / 遺伝子組換え食品 / 進化分子工学 / 殺虫性タンパク質 / Bt毒素 / ABC transporter / cry toxin / directed evolution / receptor / Cry1Aa毒素 / ABCC2 / Baculovirus/カイコガ蛹発現システム / T7ファージ / Cry8Ca |
研究成果の概要 |
BT菌殺虫タンパクが、ドメインⅡに「様々なタンパク質に結合するキャビティ―」を持つこと、またそこには昆虫が持つ多様なABCトランスポーターが結合して低機能受容体として機能することを示し、そのような受容体の中から特に結合親和性の高い関係を持つものがABCB1やABCA2のように「感受性を決定する受容体」になるとする仮説を提示した。得られた基礎知見と確立した進化分子工学の手法を用いたなら「BT殺虫性タンパクを用いた持続可能な殺虫システム」を作り上げることができると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BT殺虫タンパク質はオーガニック殺虫剤や遺伝子組換え食品に利用される世界で最も利用されている虫を殺すタンパク質である。本研究はその応用の幅を広げるために最も欠かすことができない基盤知識である「受容体」と「受容体結合部位」を幾つかの殺虫タンパク質に関して世界で初めて明らかにした。また、この殺虫タンパク質を害虫による抵抗性獲得に負けない持続可能な素材とすることを可能にする「ABCトランスポーターを進化の対象にした進化分子工学の手法」を確立した。
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