研究課題/領域番号 |
18H03401
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
清野 正子 北里大学, 薬学部, 教授 (30239842)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | レアメタル / 金属輸送体 / 金属複合汚染 / 浄化植物 |
研究成果の概要 |
本研究は、MerCに代表される水銀耐性菌由来の有害金属輸送体をモデル植物シロイヌナズナに発現させ,細胞型特異性と細胞内局在を制御することで,有害金属により汚染された土壌・水環境を修復するファイトレメディエーション技術の効率化を目指すものである。まず,根の表皮細胞あるいは内皮細胞の細胞膜特異的にMerC輸送体を発現するシロイヌナズナの水銀蓄積性を解析した。これらの形質転換系統では地上部への水銀蓄積性が向上しており,その効果は35Sプロモーターを用いたユビキタスなMerC発現系と同程度であった。さらに,Mer輸送体の多重発現カセットを1つのベクターで導入するためのプラスミド系を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ファイトレメディエーションは,植物を利用する低環境負荷型の環境修復技術であり,複数の有害金属・レアメタルに汚染された環境の修復に有用とされる。本研究は,水銀耐性微生物由来の水銀等有害金属の輸送体を植物に導入し,発現様式を高度に制御することで従来のユキビタスな発現系と同程度に植物の水銀蓄積性を強化することに成功した。植物を用いた有害金属・レアメタル汚染の浄化への応用が期待される。
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