研究課題/領域番号 |
18H03418
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
姫野 修司 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (60334695)
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研究分担者 |
小松 俊哉 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (10234874)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2018年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | メタン発酵 / MBT / 再生可能エネルギー / バイオマス |
研究成果の概要 |
一般可燃ごみ中の厨芥類のエネルギー利用技術が求められている。本研究では,廃棄物の機械的・生物的処理(Mechanical-Biological Treatment: MBT)として機械選別とメタン発酵システムについて実ごみによる機械選別試験とメタン発酵試験を実施した。 粒度選別,破砕選別を行うことで,一般可燃ごみから高精度に厨芥類を発酵適物として回収可能であった。回収した発酵適物は中温メタン発酵処理を行うことで発酵適物1トンあたり150 Nm3程度のバイオガスが安定的に回収可能であることを明らかとした。また,厨芥類回収後の燃焼適物の低位発熱量は回収前と比較して1.7倍向上することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本技術を適用することで既存の収集体制のまま、都市ごみから厨芥類を機械選別し、選別された厨芥類を使用してメタン発酵を行い廃棄物のエネルギー化を行うことが可能であるとがしめされた。その際、機械選別により都市ごみから熱量が高く微生物分解しにくいビニール類(プラスチックなど)と含水率が高く微生物分解しやすい厨芥類を選別し回収することが可能になる。また、発酵不適物や発酵適物がそれぞれ焼却処分やメタン発酵に適したごみ質で回収可能となり,厨芥類が取り除かれることにより焼却処分するごみの量自体を削減することが可能であると考えられる。その際に選別された高発熱量ごみ固形化燃料(RDF)などの燃料に貢献可能となる。
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