研究課題/領域番号 |
18H03423
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
阿部 直也 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (30323819)
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研究分担者 |
中村 寛樹 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (20645262)
水野谷 武志 北海学園大学, 経済学部, 教授 (80364230)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 共有経済システム / ライフスタイル / ライフステージ / 阻害要因 / 利用動機 / シェアリング / 持続的社会 / SDGs / 生活時間 / 影響評価 / 生活時間調査 |
研究成果の概要 |
第一に日本における共有経済システムに関する既往関連論文、書籍、報告書および報道記事などの網羅的レビューを通じて情報収集を行い、日本における共有経済システムの利用実態、動機、阻害要因に関するオンライン調査を行った。第二に、共有経済システムの派生形態事例として、衣服のサブスクリプションサービスの利用実態およびその利用に対する満足度を明らかにした。第三に新型コロナウィルス感染拡大の影響を踏まえて当初予定を一部変更し、オンライン形式によりインドネシア市民を対象とした共有経済システムの利用実態、懸念、満足度に関する調査を、主に宿泊およびモビリティーに着目して行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題を通じて、共有経済システムの利用実態、動機、阻害要因、満足度、懸念事項を、事例を通じて明らかにした。また、利用に関わる動機、満足度、懸念事項は、同居している家族構成や未成年児の有無など、ライフスタイルやライフステージと関連していることが明らかとなった。さらに、海外(インドネシア)におけるオンライン調査を通じて、共有経済システムの利用に伴う支払い節約に対する満足感と時間節約に対する満足感は、価格を重視した利用動機と手続きの簡便さを重視した利用動機によって共に有意に説明され、どちらの動機を重視するかによって満足感の有無の割合が異なることが判明した。
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