研究課題/領域番号 |
18H03430
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
栗島 英明 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (80392611)
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研究分担者 |
菱沼 竜男 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (40592077)
大森 玲子 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 教授 (70447259)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 食品ロス / 飼料化 / 情報提供プログラム / 持続可能な開発のための教育 / 食品リサイクル / 食育 / リサイクル / 教材開発 / フードサプライチェーン |
研究成果の概要 |
食品ロスと輸入飼料に依存する畜産の課題の同時解決につながる食品ロスの飼料化の普及拡大をめざし、その情報提供プログラムの開発とその効果検証を行った。まず、食品関連事業者、飼料化業者、畜産農家を対象にインタビュー調査を、消費者にアンケート調査を実施した。また、食品ロスの飼料化のLCAを実施し、環境的優位性を確認した。これらの結果を踏まえ、フードサプライチェーンにおける食品ロスと、その飼料化に関する情報提供動画と学校(中学校・大学)用の教育プログラムを作成した。動画や教育プログラム実施の結果、フードサプライチェーンにおける食品ロスの認知度やその削減における飼料化の認知度や受容性が向上した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「食品ロスの飼料化」は、資源・環境・経済・社会問題としての食品ロスと、輸入飼料に依存する畜産業の課題の同時解決につながる可能性があるものの、その普及・拡大は十分ではない。本研究では、従来実施されてきた環境・経済面の評価に加え、各ステークホルダーの意識調査による社会面の評価を実施し、その結果を踏まえた情報提供プログラムの開発とその効果の検証まで行った点に学術的な意義がある。 また、開発した情報提供プログラム(動画等含む)が、今後学校教育等に実装が進むことで、食品ロスの飼料化そのものに加え、食と農に関する今日的課題への認知や意識、関心を高め、持続可能な消費につながる点が、本研究の社会的意義といえる。
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