研究課題/領域番号 |
18H03432
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
上原 拓郎 立命館大学, 政策科学部, 教授 (60384757)
|
研究分担者 |
日高 健 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (30309265)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
|
キーワード | 里海 / 沿岸域管理 / 多段階管理 / 関係価値 / 生態系サービス / ネットワーク・ガバナンス / 沿岸域の多段階管理方式 / 沿岸域総合管理 / 社会生態系 / ICZM / 包括的富指標 / サステイナビリティ / コレクティブ・インパクト / ベスト・ワースト・スケーリング / ベストワーストスケール / 沿岸総合管理 / 播磨灘 / 社会生態系モデリング / システムダイナミクス |
研究成果の概要 |
本研究は,沿岸域サステナビリティ評価手法の確立を目的とし,主に4つの点を明らかにした.第1に,これまで様々な使われ方をしてきた里海概念の整理を行った.第2に,沿岸域がもたらす多様かつ変化する生態系サービスを順応的に管理するための「順応型社会生態系管理マトリックス(adaptive SES management matrix (ASESMM))」を開発した.第3に,社会生態系の一つである里海を創生するための行動指標を作成し,関係価値との里海創生行動との関連性について明らかにした.第4に,沿岸域管理体制と管理方策について、特に多段階管理システムの観点から明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
陸域と海域を一体として沿岸域の統合的管理は海洋基本計画で定められている重要な課題である.本研究は,1)問題志向性,2)現実の状況を反映させる状況依存性,3)伝統的な学問領域を超えつつも,アドホックにならないよう,これまでの学術研究の蓄積を出発点とし,学問領域間の整合性に配慮した学際性を特徴とした政策志向研究である.これにより,多様な側面を持つ里海概念の整理,順応型社会生態系管理マトリックスの開発,関係価値の里海創生における重要性,里海の多段階管理システムを明らかにすることで,沿岸域の統合的管理に資する研究成果が得られたと考えている.
|