研究課題/領域番号 |
18H03438
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
阪本 公美子 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (60333134)
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研究分担者 |
大森 玲子 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 教授 (70447259)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | アフリカ / 半乾燥地 / 栄養 / 鉄分 / カルシウム / ドドマ / 野生食物 / Ipomoea / タンザニア / 東アフリカ / 半乾燥 / 食用雑則 / 食 / 在来知 / 在来食 / 野生植物 |
研究成果の概要 |
タンザニアドドマ州とリンディ州の野生食用植物の活用実態を発掘・確認し、その栄養について先行研究の整理と新たな分析をし、Field Guide to Edible Plants and its Nutrition in Tanzania: Focusing on Dodoma and Lindiとしてとりまとめるとともに、鉄分やカルシウムが豊富なドドマの食用雑草については、広報ポスターを作成した。ドドマ、リンディ、ダルエスサラーム、プワニ、イリンガの食生活・栄養摂取・健康認識、野生食物・在来食の活用や認識について把握し、半乾燥地で雨季に野生食物摂取が高いほど健康認識が良好であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンザニアの半乾燥地における食用雑草の摂取が、対象者の雨季の健康認識からも、食用雑草の栄養分析からも、先行研究からも、健康に貢献していることを多面的に確認できた。半乾燥地の伝統的な食事パターンの優位性は、食の近代化と生活習慣病の蔓延が進むなか、食生活の見直しを迫ることができるエビデンスのひとつである。タンザニアの2地域(リンディ・ドドマ)の野生食用植物の基礎的調査をすすめ、植物の同定や栄養価の理解を可能とするガイドブックを作成し、知識の記録と共有を可能とする。タンザニアの複数域における食生活の変容・野生食物・在来食を健康や富・相互扶助と関連して分析し、食のあり方を問い直す題材である。
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