研究課題/領域番号 |
18H03452
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
倉田 徹 立教大学, 法学部, 教授 (00507361)
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研究分担者 |
曽根 康雄 日本大学, 経済学部, 教授 (00459851)
倉田 明子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (20636211)
澤田 ゆかり 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50313268)
村井 寛志 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (60409919)
廣江 倫子 大東文化大学, 国際関係学部, 准教授 (90361849)
容 應萸 亜細亜大学, 経営学部, 教授 (20230849)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 香港 / 中国 / 民主化 / 自治 / アイデンティティ / 歴史 / 抵抗運動 / 経済 / デモ / 抗議活動 / ナショナリズム / 経済統合 / 経済融合 / 価値観 / 移民 / 司法 |
研究成果の概要 |
本共同研究は、参加者全体の共通の大きな問題意識として、香港に経済的利益をもたらす「中国化」が、香港で抵抗を受ける理由を解明することを目的として設定した。本研究には、政治・経済・法律などの社会科学分野の研究者と、歴史を主とした人文科学分野の研究者が集まった。本研究は制度や社会全体の動向だけでなく、人の心理のミクロの部分にも迫ることで、上述の問題への解答を目指した。多数の書籍・論文・研究報告の形で成果を公表することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の各メンバーの研究活動を通じて、「中国化」が多義的な語であり、そこには単に香港が中国によって変えられて行く客体であるというだけでなく、主体的に中国を受容し、或いは中国と摩擦を生じ、そして中国に抵抗するという、香港側からの反応や動きも影響していることも明らかになった。そういった中国とのやりとりは、中国の強大化が続き、ここに至った以上、香港だけでなく、日本や欧米諸国も含む全世界に今後広がり、展開されるであろうと考えられる。したがって、本研究プロジェクトの知見は、香港に関心を持つ者にとどまらず、中国の強大化の意味を考える上で、様々な形で今後も活用されるものと期待している。
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