研究課題/領域番号 |
18H03467
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80040:量子ビーム科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 (2020-2021) 東京大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
宮脇 淳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 次世代放射光施設整備開発センター, 主任研究員 (70462736)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
|
キーワード | 共鳴非弾性X線散乱 / 放射光 / 軟X線分光 / 偏光解析 |
研究成果の概要 |
マグノニクスに利用されるスピンの集団励起であるマグノンの中でも、テラヘルツ領域の高エネルギー・高波数のマグノンの分散を観測できる手法が求められていた。本研究では、これに適したX線分光法として、角度分解共鳴非弾性X線散乱によるマグノン分散の測定システムの開発と、偏光を用いた新たな手法であるX線偏光歳差分光の実現可能性を検証するための装置開発を行った。X線偏光歳差分光は、高エネルギー分解能でマグノンを観測できることを実証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代の電子デバイスであるマグノニクスでは、電子のスピンが集団として示す性質であるスピン波(マグノン)を利用する。この高速な動作には従来よりも高エネルギーのマグノンの利用が考えられている。そこで、このような高エネルギーのマグノンの観測に適した手法が求められていた。本研究では、X線の偏光を利用するエネルギー分解能の高い新たな分光手法であるX線偏光歳差分光の開発を行い、高エネルギーのマグノンを観測する手法を実証したものであり、今後開発への利用が期待される。
|