研究課題/領域番号 |
18H03529
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 (2020-2021) 東京大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
内田 智士 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20710726)
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研究分担者 |
弓場 英司 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80582296)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | mRNAワクチン / がんワクチン / アジュバント / リポプレックス / 高分子ミセル / 遺伝子送達 / 細胞性免疫 / 2本鎖RNA / 脂質性ナノ粒子 / ガンワクチン / 2本鎖mRNA |
研究成果の概要 |
がん免疫治療の分野で、がん抗原を発現するメッセンジャーRNA (mRNA)を用いたがんワクチンに期待が集まっている。がんワクチンでは、免疫賦活化アジュバントが重要となる。今回、RNA工学の手法を用いて、mRNA自体にアジュバントの活性を組み込んだ。開発したmRNAを、治験で用いられている脂質性mRNAキャリアや高分子ミセルに搭載してマウスに投与したところ、高いワクチン効果が得られた。さらに、本システムは、様々ながんのモデルにおいて、治療効果を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したアジュバント機能一体型mRNAは、体内に蓄積しない生体分子であるRNAを基盤としており、極めて安全性が高い。さらに、脂質キャリアと高分子キャリアのいずれを用いた場合でも効果が得られ、汎用性も高い。適宜、免疫チェックポイント阻害剤と併用することで、臨床応用が期待される。また、学術的には、RNA工学をmRNAワクチンに応用することで、その効果を高めた世界に先駆けた報告である。
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