研究課題/領域番号 |
18H03547
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
曾根 逸人 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (80344927)
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研究分担者 |
坂田 利弥 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (70399400)
張 慧 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (80794586)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | カンチレバ-半導体複合型バイオセンサ / 検査・診断システム / 医用システム / 電子デバイス・機器 / モニタリング |
研究成果の概要 |
本研究では、受精卵から胚になるまでの成長を非侵襲かつ高精度に定量評価するための、受精卵を固定できるリング型センサを作製して、受精卵の質量と排出されるイオン検出による呼吸活性のマルチモニタリングの実現を目的とした。重ねフォトリソグラフィによるリング型センサの作製、センサ変位と表面電位の同時検出システムの構築を行い、マウス受精卵の質量と呼吸活性の同時測定を実施した。また、沈降測定法によるマウス受精卵質量測定も実施して、未受精卵467 ngから拡張胚盤胞784 ngまでの質量変化が測定できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の年間出生数は1973年以降減少の一途をたどり、昨年の2021年は約81万人まで減少している。一方、35歳以上の高齢出産の割合が増加して、不妊症治療の利用件数も年々増加している。不妊症治療では体外受精-胚移植を実施する際の良好胚選択が着床および出産成功のための重要な要因となっている。しかし、現在のヒト胚の品質評価は、医師および胚培養士による形態評価が一般的なため、体外受精後の出産率は15~20%と低確率である。良好胚選別のための定量的評価法は2件しか報告がないため、本研究で受精卵質量と呼吸活性の同時測定の可能性が見出せたことは、新規定量評価法の開発に繋がる成果と考えている。
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