研究課題/領域番号 |
18H03561
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
|
研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
武島 玲子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (30188180)
|
研究分担者 |
冨田 和秀 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (00389793)
飯塚 眞喜人 昭和大学, 医学部, 准教授 (40274980)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 嚥下センサー / のど仏 / 非侵襲的 / 嚥下 / 機能評価 / ピエゾセンサー / 喉頭隆起 / 嚥下機能 / センサーシート |
研究成果の概要 |
本研究課題では前課題(課題番号26350663)で解決できなかった嚥下時の「のど仏」の移動距離を求めるためにセンサー数を25に増やした。その結果、さらに薄くかつ高強度のセンサーシートの開発に成功した。このシートを用いて推定した「のど仏」移動距離は、男性の「のど仏」を横から撮影した動画の解析で得た移動距離よりも小さい傾向があった。さらに同一被験者の3ml水の嚥下試行間で「のど仏」移動距離に大きな変動があることが分かった。本研究により性別によらず嚥下時の「のど仏」移動距離の繰り返し計測が可能となった。脳梗塞などの後遺症により嚥下障害に苦しく患者数は多く、嚥下機能評価にこのシートの適用が期待できる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
誤嚥性肺炎は2019年度の我が国における死因の6位である。嚥下機能評価のゴールドスタンダードは嚥下造影検査による誤嚥の有無の判定であるが大掛かりな装置であり、被曝も問題となる。「食べ物を飲み込む能力」を非侵襲で定量的に繰り返し評価できる手法の確立が喫緊の課題である。嚥下の際に上下運動する「のど仏」の移動距離は嚥下機能の重要な指標であるが測定の複雑さから行われてこなかった。本研究では「のど仏」の移動距離を推測できるセンサーシートの開発に成功した。実用化のための第一歩である。
|