研究課題/領域番号 |
18H03583
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
遠藤 基郎 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (40251475)
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研究分担者 |
高橋 慎一朗 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10242158)
藤原 重雄 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40313192)
川本 慎自 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (30323661)
菊地 大樹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (80272508)
横内 裕人 京都府立大学, 文学部, 教授 (50706520)
藤井 雅子 日本女子大学, 文学部, 教授 (20440084)
大田 壮一郎 立命館大学, 文学部, 教授 (00613978)
高橋 敏子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (80151520)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
27,690千円 (直接経費: 21,300千円、間接経費: 6,390千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2018年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | 東大寺 / 東寺 / 醍醐寺 / 仁和寺 / 春日大社 / 日記 / 寺社史料論 / 中世東大寺 / 中世東寺 / 中世醍醐寺 / 中近世仁和寺 / 中世春日大社 / 記録 / 寺社組織 / 中世寺社記録 / 南都寺社 / 真言宗寺院 / フルテキストデータベース / 史料論 / 中世寺院史料論 / 中世神社史料論 / 奈良・京都の寺社 / 史料翻刻 / 日記・記録 / 中世東大寺の記録 / 中世春日大社の記録 / 東大寺執行 / 醍醐寺大元帥法 / 仁和寺聖教 / 寺院史 / 神社史 / 記録史料論 / 翻刻 / 東大寺法華会 / 大日本古文書東大寺文書 / 文正元年中臣延祐記 / 故廻請之写 / 東寺寺僧寺官表 / 太元帥法 / 仁和寺史料 / 中世日本の京都・奈良の寺院と神社 / 寺院と神社の史料 / 寺院と神社の組織 / 古記録 / 歴史系データベース / 日本中世史 / 日本近世史 / 記録学 / 史料学 / 日本中世寺院と神社 |
研究成果の概要 |
中世史研究にとって寺社史料研究は、方法論としても研究資源の供給においても重要な研究領域である。このプロジェクトは、「寺社〈記録〉」というカテゴリーを設定し、寺社史料の豊かさを改めて確認する史料論を確立すると共に、中世後期・近世初頭すなわち特に14~17世紀前半の歴史研究を活性化させるための研究資源を供給することを課題とした。 仁和寺・醍醐寺・東寺・東大寺・春日大社につき、関係史料の調査・収集、目録化、解題作成、史料翻刻、歴史補助知識の整備などを行い、それを書籍刊行、WEBデータベース、WEB公開ファイルなどの形態で発信した。 中世寺社〈記録〉学の方法の構築を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
未翻刻史料の翻刻により学界共有の研究資源の増進を果たした。未知の歴史的事実も提供できた。とりわけ中世後期の資料が手薄な東大寺では今後の研究の進展が期待される。仁和寺顕証の日記の場合、今後の指針となる書誌解明を果たすなど、新たな史料研究のパイオニアとなる成果も得られた。記録を切り口とした寺社間の比較史料論の提言により、中世寺社研究をより豊かにする可能性を示した。 京都・奈良の寺社は日本伝統文化の担い手であるが、具体的にどのように文化的営為がなされていたかを明らかにした。これは国民一般の日本文化理解を深める上で有用と認識している。
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