研究課題/領域番号 |
18H03604
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
増田 研 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (20311251)
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研究分担者 |
波佐間 逸博 東洋大学, 社会学部, 教授 (20547997)
宮地 歌織 佐賀大学, 芸術地域デザイン学部, 客員研究員 (40547999)
山本 秀樹 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50243457)
宮本 真二 岡山理科大学, 生物地球学部, 准教授 (60359271)
田川 玄 広島市立大学, 国際学部, 教授 (70364106)
堀井 聡子 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (70617422)
林 玲子 国立社会保障・人口問題研究所, 国立社会保障・人口問題研究所, 副所長 (70642445)
野口 晴子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (90329318)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
34,320千円 (直接経費: 26,400千円、間接経費: 7,920千円)
2021年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2018年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 人口高齢化 / アフリカ / 人口学 / 社会福祉 / グローバルヘルス / 文化人類学 / 東アフリカ / 人類学 / 人口動態サーベイ / 国際保健 / 公衆衛生 / 民族誌 / 人口動態 / ケア |
研究成果の概要 |
これまでに約10本の学術論文、約40件の口頭およびポスター発表、3冊の分担執筆書籍、1冊の報告パンフレットを発表することができた。「東アフリカにおける高齢者のケア」についての文献研究を進めたほか、アフリカ人口学会(2019年)に参加し、アフリカ各地の研究者や実務者との意見交換を実現した。第7回アフリカ開発会議(TICAD 7)では公式サイドイベント「アフリカの人口高齢化を見据えて:高齢者ケアの「今」と、大陸を越えて共有すべきケアのあり方」を開催した。現地調査では、ケニアでの倫理審査および調査許可取得を経て、コロナ禍による延期はあったものの高齢者のサーベイランスを実施できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の出発点は、サブサハラアフリカにおける人口高齢化を見据えて社会的保護を組みこんだ社会設計のために、高齢者のケアをめぐる見取り図を「近親者による生活の世話」に留めず、公的扶助や民間領域までを含めたケア空間として捉え直す点にあった。このような、いわばマクロからミクロまでを包括した社会構造のなかで高齢者を考察する観点について、学術的領域とくにアフリカ研究や国際保健領域において発信を継続してきた。2022年に実現したケニア農村部における5,000人を対象としたサーベイランスはコロナ禍による遅れもありデータ分析の途上にあるが、今後の政策課題の検討に大きく寄与することが期待できる。
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