研究課題/領域番号 |
18H03624
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分6:政治学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
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研究分担者 |
竹中 千春 立教大学, 法学部, 特定課題研究員 (40126115)
武内 進一 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (60450459)
デスーザ ローハン 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (60767903)
清水 展 関西大学, 政策創造学部, 客員教授 (70126085)
藤倉 達郎 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (80419449)
中西 嘉宏 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80452366)
日下 渉 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (80536590)
中村 沙絵 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (80751205)
藤原 帰一 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 名誉教授 (90173484)
拓 徹 (高橋 徹 / 拓徹) 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 助教 (90795626)
HUSSAIN NAZIA 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 講師 (30837860)
下條 尚志 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (50762267)
今村 祥子 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 都市文化研究センター研究員 (60725498)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
43,550千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 10,050千円)
2021年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2020年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2019年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2018年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
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キーワード | 民主主義/民主化 / 少数派の抑圧 / アジア・アフリカ諸国 / 自警団 / 権威主義化 / 暴力 / 宗教 / 民族 / アジアの権威主義化 / 宗教的少数派に対する暴力 / アフガニスタン情勢 / ウッタル・プラデーシュ州議会選挙 / 民主主義 / グローバル化 / 少数派排除 / アジア・アフリカ / 新型コロナウイルス感染症 / ビハール州議会選挙調査 / 惨事便乗型権威主義 / マイノリティ / インド総選挙 / エスニシティ / 南アジア / 東南アジア / アジア / アフリカ |
研究成果の概要 |
本研究は、2010年代以降、アジア・アフリカ地域の民主主義国、ないし民主化の途上にある国家において生起している少数派排除の構造を解明することを目的とした。そのため、アジア・アフリカ地域で現地調査を実施すると同時に大規模サンプル調査も実施し、課題に取り組んだ。研究期間中、コロナ禍という想定外の事態に見舞われたため現地調査の実施が困難になったが、メンバーがこれまで培ってきたネットワークを活用して、コロナ禍において少数派の排除が形を変え、場合によっては加速している事態が明らかになった。イギリスとの国際共同研究も同時に進め、本研究課題に関する研究成果を国際的に発信する努力を行い、成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次の三つに要約することができる。第一が、自由と平等の実現を目指す民主主義体制において少数派の排除が進行するパラドクスを、アジア・アフリカ諸国の実例に基づいてその過程を分析したことである。第二が、コロナ禍という未曾有の事態において、少数派の排除が形を変え、時に加速する過程を明らかにしたことである。第三が、これら研究成果を国内外の学会や一般向けの講演会で発表すると同時に、図書(一般図書を含む)・論文の形で刊行し、学会はもちろんのこと広く社会に還元したことである。とりわけ、パンデミック下で起こった様々な事象を、各国事情を踏まえながら分析したことの意義は、学術的にも社会的にも大きな意味を持つ。
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