研究課題/領域番号 |
18H03630
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中林 真幸 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60302676)
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研究分担者 |
川田 恵介 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (40622345)
森本 真世 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (20782311)
MCELWAIN KENNETH 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (80768896)
飯田 高 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (70345247)
有田 伸 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (30345061)
藤原 翔 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60609676)
大久保 将貴 東京大学, 社会科学研究所, 特任助教 (90807835)
深井 太洋 筑波大学, 人文社会系, 助教 (50828803)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
43,680千円 (直接経費: 33,600千円、間接経費: 10,080千円)
2022年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2021年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2020年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2019年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 完全無作為化コンジョイント実験 / 完全無作為化認知実験 / 公共政策の選好 / 相対的貧困の認知 / 新型コロナ感染症対策の選好 / 新型コロナ感染症対策ワクチン選好 / with Corona / 政治的傾向 / 新型コロナ感染症対策ワクチン 選好 / 雇用の実態と認知 / 社会保障の認知 / 新型コロナ感染症対策ワクチンの選好 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は一貫した研究関心に基づく二つの層から構成されている。一つは、追加的な情報を受け取ることによって、公共政策に対する人々の態度が変化しうるかを調べることである。完全無作為化コンジョイント実験を用いて貧困救済政策への支持を分析した。もう一つは、ある政策に対する選好を左右する人々の信念を調査することである。このために、COVID-19パンデミックの発生による人々の信念への影響を分析した。すなわち、COVID-19ワクチンに対する選好を調査し、その選好が特定のワクチンに対する信念とどのように関連しているかを分析した。また、予期せぬ副作用がワクチン接種忌避にどのように影響するかを分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
民主主義体制は人々が情報を交換することによって互いの政策選好を改訂できることを前提としている。また、現実の議会は、様々な政策への財政支出を総合的に考える多次元的な空間である。この前提が多次元的政策空間において成り立つか否かを調べ、成り立つことを示した。また、ある政策への支持は、その政策や政策対象をどう感じているか、すなわち信念に依存している。私たちは新型コロナ感染症の感染爆発の機を捉えて、個々のワクチンの属性に関する信念とその改訂が、特定のワクチンへの支持と相関することを明らかにした。これらは合わせて、情報の改訂→信念の改訂→政策支持の変化という、社会の仕組みへの支持の変化を捉えるものである。
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