研究課題/領域番号 |
18H03650
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 純 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (40240816)
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研究分担者 |
伊藤 公雄 京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (00159865)
太田 出 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (10314337)
野上 元 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (50350187)
植野 真澄 公益財団法人政治経済研究所, その他部局等, 研究員 (50446275)
新田 光子 龍谷大学, 社会学部, 教授 (70033751)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
27,040千円 (直接経費: 20,800千円、間接経費: 6,240千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 戦争観・平和観 / 自衛隊 / 平和・安全保障問題 / 安全保障 / ミリタリー・カルチャー |
研究成果の概要 |
2021年1月~2月に実施した「自衛隊に関する意識調査」に基づき、報告書『日本社会は自衛隊をどうみているか――「自衛隊に関する意識調査」報告書』を刊行した。その概要は以下のとおりである。自衛隊や安全保障政策に対するの意識はおおむね現状肯定的であるが、それは、必ずしも安全保障問題についての高い知識や関心に基づくものではない。しかも、そうした知識や関心は若い世代ほど低くなる傾向にある。また、自衛隊の存在を肯定する意識は非常に強い一方で、万一の武力紛争の場合に自衛隊を積極的に支援するという当事者意識は非常に弱いことなど、戦後日本の戦争観・平和観に内在する矛盾やねじれの一端が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2021年に実施した「自衛隊に関する意識調査」、およびその報告書『日本社会は自衛隊をどうみているか――「自衛隊に関する意識調査」報告書』により、現代日本の戦争観・平和観の構造を明らかにした。また、上記調査結果の更なる分析を中心として、これまでの研究成果を集成し、今後の平和・安全保障問題の討議と合意形成に寄与しうる学術的知見として整理・体系化した。これらの研究成果については、学会発表(関西社会学会・日本社会学会・日本社会病理学会)、学術誌への論文投稿、および商業出版・商業誌への寄稿等により、関連研究者および一般市民に向けての公開を進めた。
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