研究課題/領域番号 |
18H03651
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
杉澤 秀博 桜美林大学, 大学院 国際学術研究科, 教授 (60201571)
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研究分担者 |
原田 謙 実践女子大学, 人間社会学部, 教授 (40405999)
杉原 陽子 (杉澤 陽子 / 杉原陽子) 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (80311405)
柳沢 志津子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 講師 (10350927)
新名 正弥 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 准教授 (70312288)
北島 洋美 日本体育大学, 体育学部, 教授 (00614439)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
30,810千円 (直接経費: 23,700千円、間接経費: 7,110千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2019年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 社会経済階層 / ライフコース / 高齢者 / 健康 / メカニズム / 医療福祉従事者 / コホート効果 / 社会階層 / 介護サービス / パネル研究 / 透析患者 / 媒介要因 / 保健行動 / ステレオタイプ / 社会階層移動 / 介護サービス提供者 |
研究成果の概要 |
本研究では、高齢者における健康の階層格差のメカニズムとその制御要因を解明した。分析の結果、①心理社会的要因の媒介効果、②親の階層、本人の学歴、職業、収入、それぞれの直接効果とともにその経路効果、③健康の階層格差におけるコホート効果、④住宅階層指標の学歴・収入による階層指標とは異なる独自性、⑤慢性疾患罹患者における症状増悪における社会階層の影響、⑥サービス提供者の貧困高齢者に対する対応の困難、を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会階層による健康格差については、日本では高齢者を対象とした研究が少ない。さらに、社会階層の健康影響に関する研究を発展させていくには、その存在の記述だけでなく、以下のような課題を設定し、解明する必要がある。①社会階層が高齢者の健康に与える影響のメカニズム、②高齢者において特に重要な視点となるライフコース上における社会階層の影響、③社会階層の健康影響のコホートによる差、④高齢期に多く罹患する慢性疾患罹患後の予後に対する社会階層の影響、⑤高齢貧困者に対する医療福祉従事者の認識と対応。しかし、以上の課題の解明は、欧米においても少ない。本研究では、課題を取り上げ解明を試みた。
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