研究課題/領域番号 |
18H03657
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
本田 由紀 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30334262)
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研究分担者 |
二宮 祐 群馬大学, 大学教育・学生支援機構, 准教授 (20511968)
松下 佳代 京都大学, 高等教育研究開発推進センター(令和4年9月30日まで), 教授 (30222300)
小山 治 京都産業大学, 全学共通教育センター, 准教授 (50621562)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
32,500千円 (直接経費: 25,000千円、間接経費: 7,500千円)
2022年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | 大学教育 / 社会的アウトカム / 学問分野 / パネル調査 / 習得度 / 専門分野 / 質保証 / アウトカム / IR |
研究成果の概要 |
本研究では、日本学術会議が作成してきた「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準」を質問項目化した独自の質問紙を用いて、大学最終学年在学者から卒業後3年目までを追跡調査することにより、大学の専門分野のアウトカムを把握する調査を完遂した。対象者の中で70名以上にインタビュー調査も実施した。 加えて、アメリカとイギリスにおいて、学生調査を通じた大学教育の質保証のための仕組みの現状と運用に関する現地調査を実施した。さらに、追跡調査を補完するために、「高校時代の進路・ジェンダー意識と大学入学後の行動に関する調査」および「東大卒業生調査」も実施した。 これらの分析結果は書籍刊行を予定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学教育の質保証が世界的に大きな関心事となっているにも関わらず、大学生が個別の専門分野に関して何をどれほど習得したかを把握する方法については、各国において模索中の状況にあり、特に日本では国家資格などにつながる分野を除き取り組みが遅れている。こうした現状に対し、本研究では多数の学術分野に関して日本学術会議が作成してきた「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準」を用いた追跡調査により、分野別の習得度と卒業後の職業達成や社会意識などの関係を分析できるデータセットを初めて作成した。補完的に実施した複数の調査とともに、大学教育の意義を包括的に検討可能なデータを収集することができた。
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