研究課題/領域番号 |
18H03684
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分13:物性物理学およびその関連分野
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
瀬戸 秀紀 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (60216546)
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研究分担者 |
酒井 健一 東京理科大学, 理工学部先端化学科, 准教授 (20453813)
遠藤 仁 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 准教授 (40447313)
根本 文也 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 助教 (50615672)
山田 悟史 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 准教授 (90425603)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
45,370千円 (直接経費: 34,900千円、間接経費: 10,470千円)
2021年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 27,820千円 (直接経費: 21,400千円、間接経費: 6,420千円)
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キーワード | 摩擦 / 潤滑 / ずり流動 / 中性子散乱 / 中性子反射率 / 界面活性剤 / トライボロジー / ソフトマター / レオロジー / ソフトマター物理 |
研究成果の概要 |
潤滑界面における界面活性剤膜の凝集構造とそのずり速度依存性を調べるため、回転粘度計を購入・改造してJ-PARC MLFの中性子反射率計SOFIAにレオロジー中性子反射率同時測定(rheo-NR)装置を設置した。これを用いることにより、2種類の実験を行い以下の成果を得た。1) チョコレートの主成分であるトリアシルグリセロールのV型結晶のずり流動による形成が、固体表面において促進されていることを初めて明らかにした。2) 非イオン性界面活性剤のずり流動場依存性を調べ、界面付近の構造がバルクの構造変化とは大きく違っていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究では、非イオン性界面活性剤の固体表面におけるずり流動による構造変化を「その場観察」できる、と言うことを示した。これまで「石鹸水はなぜ滑るのか」と言う問いに対して実験的事実をもって答えることはできなかったが、ずり流動場を与えながら中性子反射率測定を行うことにより、バルクの構造変化とは違う変化が起きていることを初めて明らかにした意義は大きい。
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