研究課題
基盤研究(A)
コロナの影響でドイツ渡航&実験は叶わなかった。ドイツ人研究者のみで205タリウムの束縛状態β崩壊の半減期を決めるべく実験データを重イオン蓄積リングESRにて取得した。現在鋭意データ解析中である。半減期は229±36 daysと判明した。この値は理論予言値122days と3σで一致する。半減期決定のあとは→ニュートリノ捕獲断面積の導出→ニュートリノフラックスの決定という流れになる。
束縛状態β崩壊の半減期測定から得られる核遷移行列要素を用いてニュートリノ捕獲断面積を精密決定しこれまでできて居なかった低エネルギーに於ける太陽ニュートリノフラックスを決定する基データが得られた。ニュートリノ振動で解決したと考えられている「太陽ニュートリノ問題」が実は解決していない「標準太陽モデル」の検証に繋がる。
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