研究課題/領域番号 |
18H03716
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
石岡 典子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部, 部長 (30354963)
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研究分担者 |
渡辺 茂樹 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部, 主幹研究員 (10450305)
古川 智弘 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 高速炉・新型炉研究開発部門 大洗研究所 高速炉サイクル研究開発センター, 部長 (60421765)
高井 俊秀 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 高速炉・新型炉研究開発部門 大洗研究所 高速炉サイクル研究開発センター, 技術副主幹 (30742473)
大久保 成彰 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 主任研究員 (60391330)
近藤 浩夫 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 六ヶ所核融合研究所 核融合炉材料研究開発部, 主幹研究員(定常) (40403159)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
43,680千円 (直接経費: 33,600千円、間接経費: 10,080千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2019年度: 19,760千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 4,560千円)
2018年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | アスタチン-211 / 液体金属標的 / アルファ線 / がん / 連続製造 / 核医学治療 / アスタチン / アルファ / 治療 / 液体金属 / 製造 / がん治療 / ビスマス / RI製造 |
研究成果の概要 |
アスタチン-211(211At)は、α線放出核種であり、体内に投与する次世代のがん治療薬として期待が高い。211Atの大量製造には、209Bi(α,2n)211At反応の利用が必須であるが、標的であるBiが低融点のため、高電流照射時に溶融し、製造量に限界があった。本研究では、液体Bi標的による新規照射システムの原理実証を目的とした。結果として、先行研究で製作し、定常照射を達成している液体Bi標的容器に連動した分離・貯蔵サブユニットの製作及び照射試験を実施し、211Atの連続製造を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん治療用α核種、アスタチン-211(211At)は、体内に投与するがん治療薬として期待されているが、複数施設に供給可能な大規模な製造技術は未だ実現されていない。211Atの大規模製造技術は、ラボレベルと全く方法が異なるため、従来の常識に囚われていては実現することは出来ない。それに対し、研究代表者らは、異分野である高速炉・核融合等で開発が進んでいる液体金属標的化技術に目を向け、それを医療用放射性同位体(RI)の製造分野へと展開することで、Bi中に核反応生成される211Atを、照射が続く限り連続的に取り出すことが可能な製造法という、新たな方法論を導き出した。
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