研究課題/領域番号 |
18H03725
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分16:天文学およびその関連分野
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
浅山 信一郎 国立天文台, アルマプロジェクト, 特別客員研究員 (60390621)
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研究分担者 |
小嶋 崇文 国立天文台, 先端技術センター, 准教授 (00617417)
伊王野 大介 国立天文台, TMTプロジェクト, 准教授 (60425402)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
36,660千円 (直接経費: 28,200千円、間接経費: 8,460千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 26,780千円 (直接経費: 20,600千円、間接経費: 6,180千円)
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キーワード | 星形成 / LIRGs / ALMA / AGN / SIS素子 / THz / ASTE / サブミリ波 / 電波 / 受信機 / 電波天文学 / 超伝導 / 超電導 |
研究成果の概要 |
高臨界電流密度SIS素子を用いたTHz帯超高感度受信機をASTE望遠鏡に搭載して近傍星形成領域等の試験観測に成功し、南米の10mクラスの大型電波単一鏡に搭載された世界最高性能のTHz帯観測システムの構築を実現した。 世界的なパンデミックによる国内外の移動規制等のため、ASTEによる高回転遷移データは取得できなかった。しかしながらALMA望遠鏡等を用いて近傍U/LIRGsを観測を行った結果、U/LIRGsなどの衝突銀河においては高密度ガスが卓越しており、また星形成効率が高くなっていることが示された。さらにALMA/ACA望遠鏡を用いて、一酸化炭素と中性炭素の間に相関があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
U/LIRGsなどの衝突銀河においては高密度ガスが卓越し、また星形成効率が高くなっていることを示し、U/LIRGsにおいて一酸化炭素と中性炭素の間に相関があることを明らかにした。今後衝突銀河が多く存在する初期宇宙の観測への応用が期待される。さらにOrion-A巨大分子雲に対するTHz帯観測結果を「デモサイエンデータ」としてコミュニティに公開した。 THz帯広帯域受信機の開発成果は国際会議で発表するとともに、複数件論文発表した。広帯域のTHz帯シリコン真空窓の新しい作製手法を確立し、産業応用も期待される成果も得られた。このことから、高い水準で学術的貢献ができたものと考えている。
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