研究課題/領域番号 |
18H03728
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
古川 善博 東北大学, 理学研究科, 准教授 (00544107)
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研究分担者 |
大河内 直彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海洋機能利用部門, 部門長 (00281832)
力石 嘉人 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (50455490)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
46,410千円 (直接経費: 35,700千円、間接経費: 10,710千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 38,740千円 (直接経費: 29,800千円、間接経費: 8,940千円)
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キーワード | 糖 / リボース / 隕石 / アミノ酸 / 生命の起源 / 小惑星 / 初期太陽系 / 地球外 / 有機物 / 光学異性体 |
研究成果の概要 |
生命を構成する糖は、これまでに地球外や地球外物質からは見つかっていなかった。本研究では、生命を構成する糖を隕石から検出し、その糖が地球外由来であることを炭素安定同位体組成を用いて明らかにした。この成果は米国科学アカデミー紀要に発表し、国内外から多くの反響を得た。この糖が地球生命の糖と同じ鏡像異性体であるかが注目されるが、本研究ではその分析手法の開発に成功し、隕石糖の分析を進めた。また、隕石に含まれる糖の生成反応であるホルモース型反応が隕石有機物の主要生成反応であったことを、模擬実験で生成したアミノ酸と不溶性有機物の炭素同位体比分析から明らかにし、Science Advances誌に発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生命を構成する糖は、これまでに地球外や地球外物質からは見つかっていなかった。本研究で隕石から地球外のリボースを発見したことは、生命の材料となる糖が、生命誕生前の地球に、地球外からもたらされていたことを示す証拠となった。また、隕石に含まれる糖の生成反応であるホルモース型反応が隕石有機物の主要生成反応であったことを、模擬実験で生成したアミノ酸と不溶性有機物の炭素同位体比分析から明らかにした。
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