研究課題
基盤研究(A)
本研究では、従来の中質量星(中質量巨星)を対象とした惑星探索の根本的な問題点である、「中心星質量の不確定性」と「サンプル数の少なさ」を解消した新しい惑星探索の実施を試みた。まず、測光データを用いた機械学習的手法により、金属量を用いて中質量巨星を効率的に選別する方法を開発した。次に、京大岡山3.8m 望遠鏡用に新たに系外惑星探索専用の高効率高分散分光器を設置した。さらに、岡山188cm望遠鏡を用いた観測から、これまでにほとんど見つかっていない中質量巨星周りの短周期巨大惑星候補を発見した。
これまでほとんど発見されていなかった、2太陽質量以上の中質量巨星を周回する短周期惑星候補を発見し、観測的・理論的研究に新たな方向性を与えた。また、京大岡山3.8m望遠鏡に初めて可視高分散分光器を設置し、視線速度精密測定による系外惑星探索やその他の多様な可視高分散分光観測を実施する環境を創出した。
すべて 2022
すべて 学会発表 (1件)