研究課題/領域番号 |
18H03768
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤本 博志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20313033)
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研究分担者 |
居村 岳広 東京理科大学, 理工学部電気電子情報工学科, 准教授 (30596193)
堀 洋一 東京理科大学, 理工学部電気電子情報工学科, 教授 (50165578)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
43,550千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 10,050千円)
2021年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2020年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2019年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 電気自動車 / ワイヤレス給電 / インホイールモータ / モーションコントロール |
研究成果の概要 |
研究代表者らは,本研究課題開始前の2017年に世界で初めて走行中給電に対応した第2世代ワイヤレスインホイールモータ(WIWM2)の開発に成功した。本研究ではその走行中給電の送電能力を倍以上に大電力化した上で,車輪の外にはみ出していた多くの部品を受電コイル以外全て車輪内に収めるための基盤的研究を行った。 さらにタイヤ内に受電コイルをも搭載しIWMに直接給電するために,特別なタイヤとホイール構造を用いた次世代WIWMのための学術研究を行った。さらに一般的なホイールでも本構成を実現するために,タイヤ内に磁気回路を構成する方式や,中継コイルを配置する方式の基礎研究に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動車のCO2排出量を削減するために,世界中の自動車メーカは電気自動車(EV)の開発を進めている。しかしながら,現在のEVは航続距離に問題があり,その普及が妨げられている。バッテリの大型化をすることなく,この問題点を解決するために,道路の一部に送電用コイルを敷設し,走行中のEVに無線で給電する研究が世界中で行われている。その究極形として,車輪内に駆動用モータを配置し路面から直接電力を供給する,ワイヤレスインホイールモータ(WIWM)方式を大きく発展させたことに意義がある。 さらに開発した多段階ワイヤレス給電技術を超精密位置決めステージなど他分野へ応用する研究も行ったことにも学術的意義がある。
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