研究課題/領域番号 |
18H03805
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分23:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
丸山 敬 京都大学, 防災研究所, 教授 (00190570)
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研究分担者 |
竹見 哲也 京都大学, 防災研究所, 准教授 (10314361)
山田 広幸 琉球大学, 理学部, 准教授 (30421879)
山口 弘誠 京都大学, 防災研究所, 准教授 (90551383)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
46,540千円 (直接経費: 35,800千円、間接経費: 10,740千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 38,090千円 (直接経費: 29,300千円、間接経費: 8,790千円)
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キーワード | ドップラーライダー / 立体的フィールド観測 / 強風ハザード / 積雲対流 / 突風 / 境界層 / レーダー観測 / 強風被害 / 接地境界層 / 建物強風被害 / 観測 / ハザード / 変動風速場 / 強風被害ハザード / 風速変動 |
研究成果の概要 |
本研究では、ドップラーライダーと気象レーダー等を組み合わせた立体的フィールド観測を行って、地表面摩擦に起因する「風の乱れ」だけでなく、積雲対流下の上昇・下降流に由来する「突風」を含んだ境界層の発達および地面付近の変動風速場の性状を明らかにした。次に、これら積雲対流下で起こる上昇・下降流および境界層内で観測された気流性状を再現・予測できる解析手法を構築し、観測と同様な流れ場の再現・予測計算を可能にした。これにより、地表面上に発達する乱流境界層が積雲対流下の上昇・下降流を伴う場合の気流性状について、パラメータスタディを行ってその特性を明らかにし、「新たな強風ハザード」の提案に資するデータを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建物被害の原因となる強風特性に関して、これまで地表面摩擦に起因する「風の乱れ」だけが考慮されてきたが、ダウンバーストや竜巻、ガストフロントなど局所的ではあるが激甚な建物被害を引き起こす極端気象現象が明らかになるにつれ、これら積雲対流下の上昇・下降気流に由来する風速の急変を伴う「突風」を考慮した「新たな強風ハザード」が求められている。本研究は、地表面摩擦による「風の乱れ」だけでなく、積雲対流による「突風」の影響を予測・評価できる変動風速場の解析手法を構築し、これにより、最大瞬間風速も評価できる「新たな強風ハザード」の提案に資するデータを得、強風建物被害の低減に貢献するものである。
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