研究課題/領域番号 |
18H03817
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分24:航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (2019-2021) 日本大学 (2018) |
研究代表者 |
宮崎 康行 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (30256812)
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研究分担者 |
名取 通弘 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 名誉教授 (00013722)
石村 康生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10333626)
岸本 直子 摂南大学, 理工学部, 教授 (60450714)
上土井 大助 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 研究開発部門, 主任研究開発員 (90816828)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2020年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2018年度: 22,490千円 (直接経費: 17,300千円、間接経費: 5,190千円)
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キーワード | 大型宇宙構造システム / ゴッサマー構造物 / 構造解析理論 / 構造設計論 / 構築シナリオ / 大型宇宙構造物システム / ゴッサマー宇宙構造物 / 高精度計測 |
研究成果の概要 |
膜やケーブルといった極めて柔軟な部材から成る展開構造はゴッサマー構造と呼ばれる。本研究は、ゴッサマー構造で大型柔軟宇宙構造物を構築する方法を研究した。その結果、自己展開膜面トラスと呼ばれる構造を軌道上で複数結合したモジュール構造が有効であることを示した。また、実現に向けた技術的課題、すなわち、モーター等のアクチュエータを使わずに、安定かつ確実に展開させる方法、展開後にラッチをかける方法、膜面の折り畳み方法等について研究し、解決方法を示した。そして、この構造をソーラー電力セイル、スターシェード、SSPSに適用することを検討し、実現に向けたシナリオ(ロードマップ)を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太陽光の圧力で推進する、燃料フリーの宇宙機であるソーラーセイルの高性能化や、未だ実現してない、太陽系外惑星を宇宙から直接撮像するスターシェードシステムの実現可能性の向上、そして、将来のクリーンエネルギの1つと考えられている、SSPS(宇宙で太陽光発電を行って、無線で電力を地上に伝送するシステム)の構築法について、1つの解を導いたことに社会的価値がある。また、それに必要となる、構造保存型の柔軟多体力学理論(柔軟な展開構造物と剛体から成る柔軟多体の運動を、エネルギや運動量、角運動量を保存しながら数値的に解くための力学理論)を発展させたことに学術的価値がある。
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