研究課題/領域番号 |
18H03824
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
山田 哲男 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (90334581)
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研究分担者 |
長沢 敬祐 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 助教 (50758159)
北田 皓嗣 法政大学, 経営学部, 准教授 (90633595)
井上 全人 明治大学, 理工学部, 専任教授 (60365468)
石垣 綾 東京理科大学, 理工学部経営工学科, 教授 (50328564)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
43,290千円 (直接経費: 33,300千円、間接経費: 9,990千円)
2022年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2021年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2020年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2019年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2018年度: 15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
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キーワード | リユース・リサイクル / 温室効果ガス削減 / グローバルサプライチェーン / グローカル製品設計 / CSR経営 / 再製造 |
研究成果の概要 |
本研究では、スマートフォンや掃除機など組立製品のリユースに着目し、設計・生産・再製造・経営にわたる多様なデータとプロセスのモデル化することでトレードオフ関係にある環境負荷とコストを可視化し、多目的意思決定を用いた満足化を行って、炭素税および経済連携協定(関税)を考慮したグローカルサプライ・再製造チェーンを構築した。開発した材料選択法、サプライヤー選択法や回収物流設計法などによって、コストを最大限抑え、温室効果ガス26%削減を達成しつつ、再生率を向上させる設計方法論を、スマートフォンや掃除機の事例でケース検証を行って、提案法の有効性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義は、炭素税および経済連携協定を考慮したグローカルサプライ・再製造チェーンとして、調達・生産、回収・分解(仕分け)・再組立から成るサプライチェーンプロセスに加え、グローカル製品設計とCSR経営(企業の社会的責任)の設計・経営プロセスの意思決定過程のモデル化によって、温室効果ガス削減、再生率向上とコスト削減についてのトレードオフ関係の可視化と、多目的意思決定を用いたそれらの満足化の設計方法論を示したことである。社会的な意義は、環境に優れた再製造を企業へ普及させる経済性不等式「海外生産費用 > 国内再製造費用」について、成立シナリオの探求を可能にしたことである。
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