研究課題/領域番号 |
18H03845
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
村上 恭和 九州大学, 工学研究院, 教授 (30281992)
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研究分担者 |
赤嶺 大志 九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (40804737)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
45,240千円 (直接経費: 34,800千円、間接経費: 10,440千円)
2020年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2019年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2018年度: 26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
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キーワード | 電子顕微鏡 / 電子線ホログラフィー / 触媒 / ナノ粒子 / 電気分極 / 帯電 / 電位分布 / 分極 / 回折 / 電子回折 / 触媒材料 |
研究成果の概要 |
本研究は、電子顕微鏡の先進技術を駆使して、金属ナノ粒子を酸化物表面に配置した「担持触媒系材料」の電位分布を微視的に明らかにし、触媒機能発現との関わりを理解することを目的として実施した。電子顕微鏡法の一種である電子線ホログラフィーの計測感度を高めることで、金属ナノ粒子が示す電荷移動・電気分極を、電子数個の精度で決定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
担持触媒系は、有毒ガスの浄化、食糧生産に欠かせないアンモニアの合成、クリーンなエネルギー源としての水素の製造など、地球規模の課題・社会的な課題に関わる要素技術に欠かせない重要な材料である。担持触媒系に関わる重要な研究テーマの一つは、触媒反応の活性部位に関わる理解と言える。本研究は、電子顕微鏡(電子線ホログラフィー)を用いた局所領域の電位計測という観点で、この本質的な問題を追及した。その結果、従来の研究手段を上回る精度で、酸化物に担持された金属ナノ粒子が示す微弱な帯電の様子を明らかにすることができた。
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