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調和組織材料の革新的力学特性発現メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18H03847
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分26:材料工学およびその関連分野
研究機関立命館大学

研究代表者

飴山 惠  立命館大学, 理工学部, 教授 (10184243)

研究分担者 川畑 美絵 (太田美絵)  立命館大学, 理工学部, 助教 (30710587)
上野 明  立命館大学, 理工学部, 教授 (30160188)
伊藤 隆基  立命館大学, 理工学部, 教授 (40242581)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
44,980千円 (直接経費: 34,600千円、間接経費: 10,380千円)
2018年度: 22,620千円 (直接経費: 17,400千円、間接経費: 5,220千円)
キーワード調和組織制御 / 炭素鋼 / 変態促進 / 高靱性化 / 高強度化 / Harmonic Structure / 静的力学特性 / 疲労特性 / 有限要素解析 / 破壊
研究実績の概要

調和組織制御をFe-0.3mass%C炭素鋼に適用した実験を実施した。
供試粉末として、ガスアトマイズにより作製されたFe-0.3C材(C:0.317、Si:0.99、Mn:1.00、P:0.006、S:0.005、Ni:0.09、Cr:0.13、Fe: bal. (mass%))を用いた。粉末をAr雰囲気中にて200rpm、180ksのメカニカルミリング(Mechanical Milling: MM)処理を施し、得られたMM 粉末をプラズマ放電焼結により固化成形し、調和組織(Harmonic Structure: HS)を有する焼結体を作製した。比較材としてミリングを施さずに焼結した均一組織材を作製した。SPS条件は、1063K-3.6ks保持、焼結圧力100MPa、真空中(<5Pa)である。その後、得られた焼結体をγ域の1063K-600s保持してから水焼入れを行い、さらに、その後、573Kから873Kの種々の温度で1.8ksの焼戻し(空冷)を行った。MM 粉末および焼結体の組織観察はSEM、EBSDを用い、機械的特性は引張試験(初期ひずみ速度5.6×10-4s-1)により評価した。
その結果、Fe-0.3C調和組織材は、α+パーライト(P)組織となる。その後,焼入れによりα+α’組織に変化するが、特に、Core部よりもShell部にα’相が多く観察され、DP鋼と類似した組織を呈した。これは、焼結時に粉末表層部の超微細粒領域での炭素の拡散の促進とγ相の核生成場所の増加のために、γ相割合が多いShellが形成されたと推測される。機械的性質を評価した結果、均一組織材と比較して、調和組織材では引張強さ、靭性ともに上昇しており、高強度と高靱性が両立した。Shellでのγ化促進によって連なったγ相がShellに形成されたためと考えられる。

現在までの達成度 (段落)

30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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