研究課題/領域番号 |
18H03851
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
上田 宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60232758)
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研究分担者 |
大室 有紀 (松山有紀) 東京工業大学, 資源化学研究所, JSPS特別研究員 (30571088)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
43,160千円 (直接経費: 33,200千円、間接経費: 9,960千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2019年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2018年度: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
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キーワード | バイオセンサー / バイオテクノロジー / 抗体 / 抗原 / 蛍光 / ペプチド工学 / ケミカルバイオロジー / クエンチ / タンパク質 / 免疫学 / プロテオーム / 免疫測定 / バイオイメージング / 抗原抗体反応 / 免疫測定法 / 蛍光クエンチ / 抗体工学 / タンパク質工学 / 蛋白質 / ペプチド |
研究成果の概要 |
従来の免疫測定法は,測定に多数のステップと長い測定時間を要した。我々は近年,組み換え抗体を用いた蛍光免疫センサーQuenchbody (Q-body)の構築原理を見いだし,サンプルと混合するだけで多くの目的物質(抗原)を迅速検出することに成功してきた。今回,本技術のナノ抗体への展開と,コイルドコイル形成ペプチドを用いた酵母提示系による分子進化法の確立,さらに発光酵素との融合により,検出系の迅速構築への道を開いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原性ウイルスや食品中の毒物を始めとする各種抗原の,迅速簡便高感度でかつ安価な検出法の確立は待ったなしの課題であり,そのための迅速免疫測定法開発の社会的意義は大変大きい。しかし通常の,固定化・ラベル化した天然型抗体をデバイス中で反応させる免疫センサーでは測定前の分離操作がほぼ必須であり,オンサイト検出が難しい問題があった。今回我々は,タンパク質・ペプチド工学的,ケミカルバイオロジー的手法により,蛍光クエンチ解消原理に基づく分離不要で混ぜるだけの蛍光・発光免疫測定法の確立を試み,多くの疾病診断マーカー低分子について,その非競合的で高感度な迅速検出に成功した。その学術的意義も大きいと考える。
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