研究課題/領域番号 |
18H03862
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分28:ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小林 光 大阪大学, 産業科学研究所, 特任教授 (90195800)
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研究分担者 |
蔡 徳七 大阪大学, 理学研究科, 講師 (20273732)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2020年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2019年度: 15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2018年度: 15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | ヒドロキシルラジカル / 水素 / シリコン製剤 / 体内水素発生 / 活性酸素 / レーザー誘起蛍光法 / 酸化ストレス / 表面制御 / 水素発生 / 安全性 / シリコン / 酸化ストレス低減 / 水 |
研究成果の概要 |
シリコン製剤の表面状態の制御によって、腸内に分泌される膵液や腸液と類似環境の37℃、pH8.3の環境において、1gのシリコン製剤から1000mLの水素発生に成功した。水素発生は、24時間以上持続した。水素発生反応には、水酸化物イオンが触媒となっていることがわかり、pHの増加と共に水素発生速度が顕著に増加する。水素発生反応は、シリコン製剤上の酸化シリコン膜の表面と酸化シリコン膜/シリコン製剤の界面で起こる。水素発生反応に伴ってシリコン製剤の表面近傍には、表面に弱く結合している高濃度の水素原子が存在することがわかった。表面領域に存在する水素原子が、シリコン製剤の還元力の源になっていると結論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シリコン製剤は、国内だけで1000万人クラスの患者がいる慢性腎臓病、糖尿病、アトピー性皮膚炎に対して治療や予防効果があることが動物実験から分かってきた。さらに、パーキンソン病や潰瘍性大腸炎等の難治性疾患に対しても効果があることが見出されてきた。さらに、老化は細胞の酸化によって促進されるために、これを抑制できるシリコン製剤には、老化抑制効果も期待できる。シリコン製剤はすでにサプリメント・食品として販売が開始されている。将来的には、医薬品を目指しており、それが実現すれば国民の2~3割に適用される可能性があり、その社会的意義は絶大である。
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