研究課題/領域番号 |
18H03913
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
秋根 茂久 金沢大学, ナノ生命科学研究所, 教授 (30323265)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
45,500千円 (直接経費: 35,000千円、間接経費: 10,500千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2018年度: 27,040千円 (直接経費: 20,800千円、間接経費: 6,240千円)
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キーワード | かご型分子 / 分子カプセル / 応答性分子 / 動的構造変換 / 包接化合物 / 分子認識 / 環状化合物 / コバルト / 開閉機構 / かご型錯体 / ゲスト認識 / 動的変換 / カゴ型分子 / ジスルフィド |
研究成果の概要 |
かご型構造の分子は、外部から隔離された内部空間での機能や、内部空間への物質の取り込みの観点から注目されている。しかしながら、これまでに報告されてきたかご型分子の多くは、物質の取り込みや放出の速度が、かご型骨格にもともと備わっている隙間の大きさによって決まっており、ゲストの出入りを任意のタイミングでコントロールする機構は未開拓であった。本研究では、このかご型構造の開口部である「窓」部分に、配位結合を活用した開閉機構を導入し、ホスト骨格に組み込んだ金属原子上での配位子置換反応を利用することで、各種ゲストの出入りのON/OFF型のコントロールを達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
かご型構造の分子は、外部から隔離された内部空間での機能や、内部空間への物質の取り込みの観点から注目されてきた。このような構造を、人間の世界の「容器」のようにイオンや分子など化学物質を保存するために使うには、出し入れしたいときに「フタ」が開き、保存したいときには漏れ出してこないように「フタ」が閉じるような開閉機構が必須である。しかし、物理的に開口部を開閉できる設計をもつかご型分子はこれまでに開発されていなかった。本研究では、かご型構造の開口部である「窓」部分に、配位結合を活用した開閉機構を導入する手法が、開閉機構をもつホスト分子の構築に有効であることを示した。
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