研究課題/領域番号 |
18H03942
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
安藤 弘宗 岐阜大学, 糖鎖生命コア研究所, 教授 (20372518)
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研究分担者 |
鈴木 健一 岐阜大学, 糖鎖生命コア研究所, 教授 (50423059)
矢木 宏和 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 講師 (70565423)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,980千円 (直接経費: 34,600千円、間接経費: 10,380千円)
2021年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2019年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2018年度: 23,920千円 (直接経費: 18,400千円、間接経費: 5,520千円)
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キーワード | ガングリオシド / 細胞膜ドメイン / 1分子イメージング / 糖鎖 / 光応答性プローブ / スフィンゴ糖脂質 / 脂質ラフト |
研究成果の概要 |
本研究では、細胞膜に形成される機能性微小領域の構造と機能に関する分子レベルでの理解を目的として、微小領域形成の中心的な分子であるガングリオシドの膜動態の解明に焦点を当て、合成化学、1分子イメージング、網羅的構造解析学の異分野融合研究を行った。 本研究により、ガングリオシドと親和性の高い膜タンパク質受容体を網羅解析する手法が確立し、膜中で形成される微小領域の構造的な知見が得られた。また、動態解析を可能にする種々のガングリオシドプローブを開発し、定常状態の細胞膜において、ガングリオシドはホモ二量体を特異的かつ頻繁に形成する性質を有することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、これまで不明であった細胞膜におけるガングリオシドの動態が1分子レベルで明らかとなった。さらに、ガングリオシドが細胞膜で特異的に相互作用する膜タンパク質を明らかにする手法を確立し、細胞膜で形成される一過的な分子複合体の構造的な知見を解析することが可能となった。これらの成果は、細胞膜の機能理解を進めるために基盤となる重要な知見を提供するものであり、感染、癌細胞の転移などの細胞表面で生じる現象理解の発展につながると期待できる。
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