研究課題/領域番号 |
18H03992
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
村川 泰裕 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, チームリーダー (50765469)
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研究分担者 |
高折 晃史 京都大学, 医学研究科, 教授 (20324626)
白川 康太郎 京都大学, 医学研究科, 助教 (80728270)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2020年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2019年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2018年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
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キーワード | 白血病 / エンハンサー / ゲノム解析技術 / バイオマーカー / 転写ネットワーク / NET-CAGE / 造血器悪性腫瘍 / ヒトゲノム科学 / ノンコーディングゲノム・RNA / 次世代シークエンシング / バイオインフォマティクス / ゲノム科学 / 遺伝子発現制御 / 次世代シークエンサー / 造血器腫瘍 / NET-CAGE法 / 腫瘍 / ゲノム解析 |
研究成果の概要 |
白血病は多様性に富んだ臨床像・細胞像を示す難治性の血液腫瘍である。白血病ではエピジェネティクス異常が重要である。とりわけエンハンサーによる遺伝子の転写制御は、白血病細胞のアイデンティティーを決定する。活性化したエンハンサーは、それ自体から合成されるeRNAを次世代シークエンサーで検出することで高解像度に同定される。本課題では、我々はeRNAを超高感度に網羅的に検出する新技術を開発し、約100症例の造血器悪性腫瘍の検体に適用し、白血病エンハンサー・転写プログラムを同定した。臨床・ゲノムデータ、RNA発現情報、エピジェネティクス情報の統合により、新規の治療標的やバイオマーカーの同定を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
白血病は若年者から高齢者まで幅広い年齢層に発症する難治性の血液の腫瘍である。しかしながら、その分子メカニズムはほとんどわかっていなかった。腫瘍細胞の状態の決定に肝になるエンハンサー(遺伝子の発現スイッチとして働く)を超高感度に同定できる新しいゲノム解析技術を開発した。これにより、白血病細胞の詳細な分子状態の理解につながり、大規模な患者検体を用いた解析により、新しいバイオマーカーや創薬標的の候補を多数取得することに成功した。これにより、白血病の根源的な分子メカニズムの解明のみならず、新規治療法の創出に資する成果をあげることができた。
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