研究課題/領域番号 |
18H04013
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分46:神経科学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
五十嵐 道弘 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50193173)
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研究分担者 |
武内 恒成 愛知医科大学, 医学部, 教授 (90206946)
中津 史 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50360607)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2020年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2019年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2018年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
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キーワード | 成長円錐 / リン酸化プロテオミクス / 超解像度顕微鏡 / GAP-43 / MAP1B / コンドロイチン硫酸 / JNK / リン酸化 / 脂肪酸合成 / プロテオミクス |
研究成果の概要 |
1) 成長円錐のリン酸化プロテオミクス:主要な高頻度リン酸化部位を同定し、MAPKファミリーのJNKに依存してリン酸化されることを証明した。またこれらの主要部位(GAP-43のS96, T172, S142; MAP1BのS25, S1201)のリン酸化特異抗体は、培養神経細胞の成長円錐、in vivoの発生期の伸長軸索、再生軸索を認識する分子マーカーとしての意義を確立した。 2) 超解像度顕微鏡による解析:成長円錐フィロポディアは、Z軸方向にも分布することを見出した。またcoactosyn-likeは、フィロポディアのアクチン繊維に密接に局在が関係することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成長円錐の分子マーカー、およびin vivoの神経成長・軸索再生の分子マーカーとして、複数のリン酸化特異抗体を樹立できた。これらはこれまでの同種のものの中で、最も特異性の高いものであり、また成長円錐のシグナル伝達の理解にも大きく貢献できるものとなった。これらの中にはヒトを含む霊長類でも適用可能なものもある。またリン酸化プロテオミクスのビッグデータをどのように解析するか、というスタンダードな方法論を確立できたものと考えている。 超解像度顕微鏡では3次元可視化が可能となって、Z軸方向のイメージング情報が得られるようになった。これらはライブイメージングも可能となった。
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