研究課題/領域番号 |
18H04025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堀 昌平 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (50392113)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2020年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2019年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2018年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
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キーワード | 制御性T細胞 / 自己免疫疾患 / 免疫寛容 / 遺伝子発現制御 / エピゲノム / 転写因子 / 自己免疫寛容 / T細胞受容体 / 自己免疫 |
研究成果の概要 |
本研究で我々は、制御性T細胞(Treg)が固有のエピゲノムを獲得するメカニズムとTregのエフェクター分化メカニズムの解明に取り組んだ。前者の問いに関しては、T細胞受容体(TCR)-mTORC1シグナルとTETファミリータンパク質が重要であること、CD4 T細胞が胸腺から末梢にかけて分化・成熟する過程でFoxp3を発現してTreg固有のエピゲノムを獲得するポテンシャルを失ってゆくことを見いだした。後者の問いに関しては、転写因子Foxp3とBATFが協調的にTCRシグナル依存的なTregのエフェクター分化プログラムを制御することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られたTreg固有のエピゲノム形成機構に関する知見は、様々な免疫疾患の治療に用いることのできる機能的に安定なTregを人為的に誘導する方法を開発するうえで基盤となるものである。また、Foxp3とBATFの相互作用を介したTCR依存的なTregのエフェクター分化制御機構の発見は、Treg機能を抗原特異的に操作することを可能にし、疾患の特異的治療に道を拓くと期待される。
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