研究課題/領域番号 |
18H04035
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分50:腫瘍学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
片岡 圭亮 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (90631383)
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研究分担者 |
白石 友一 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, ユニット長 (70516880)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2020年度: 17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2018年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
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キーワード | 悪性リンパ腫 / CRISPR |
研究成果の概要 |
難治性リンパ腫における網羅的な遺伝子解析により多数の新規遺伝子異常が同定されてきたが、その多くで生物学的な役割は不明なままである。本研究では、CRISPRスクリーニングを用いて、難治性リンパ腫で認められる異常がリンパ腫発症に果たす役割を高効率に解明することを目指した。具体的には、難治性リンパ腫で機能喪失型異常が生じる遺伝子を標的とするsgRNAライブラリーを作成し、造血幹前駆細胞に導入・移植することによって、多くのマウスにおいて様々な造血器腫瘍を発症することを明らかにした。さらに、sgRNAシーケンスにより、これらの造血器腫瘍においてドライバーとして作用する複数の新規遺伝子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、成人T細胞白血病リンパ腫や節外性NK/T細胞リンパ腫などの難治性リンパ腫における遺伝子異常のリンパ腫発症における役割が解明された。その結果、これらの腫瘍における診断・治療戦略の改善や患者予後の向上に繋がることが期待される。さらに、本研究で用いられた生体内CRISPRスクリーニング手法による遺伝子異常の生物学的な意義の高効率な探索は、他の腫瘍や他の異常に対しても応用可能であり、更なる発展が期待される。
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