研究課題/領域番号 |
18H04060
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
米満 吉和 九州大学, 薬学研究院, 教授 (40315065)
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研究分担者 |
原田 結 九州大学, 薬学研究院, 准教授 (00608507)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
45,240千円 (直接経費: 34,800千円、間接経費: 10,440千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2018年度: 26,520千円 (直接経費: 20,400千円、間接経費: 6,120千円)
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キーワード | NK細胞 / Licensing / 固形腫瘍 / 養子免疫 / 再生医療等製品 / 免疫療法 / ライセンシング / NK細胞、ライセンシング |
研究成果の概要 |
我々が独自に見出し、細胞製剤としての臨床開発を開始したNK細胞様細胞(開発コード:GAIA-102)の生物学的な意義を、特にEmergency NKとしての性質の観点から解析し、臨床応用のための基礎データを取得した。特異なケモカイン/ケモカイン受容体の発現、遺伝子発現パターン、Memory-like NKとの類似性などから、この細胞が特に固形腫瘍に対する高い傷害活性を有するメカニズムの一端が明らかとなり、臨床での有効性を示すための礎となる知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特に固形腫瘍を対象とする養子免疫療法としての実用化を目指す上で、GAIA-102のような特異な形質(固形腫瘍の傷害能がin vitro/in vivoで共に極めて高い)を持つ細胞の特性を解析することは、有効性および安全性の観点から意義深い。本研究の最終目標であるGAIA-102の正体解明は、社会的に大きな課題である悪性腫瘍に対する治療体系に変革をもたらし得ると考える。悪性腫瘍を根治させることが可能な免疫治療がもたらしたパラダイムシフトは今後、さらに免疫の理解によって利用が促進されることを想定し、重要なエフェクターの一つであるNK細胞のバイオロジーを紐解く意味でも社会的意義は大きい。
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