研究課題/領域番号 |
18H04072
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川上 憲人 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90177650)
|
研究分担者 |
小山 博史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (30194640)
西 大輔 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (40450605)
今村 幸太郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (80722793)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
34,190千円 (直接経費: 26,300千円、間接経費: 7,890千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2019年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2018年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
|
キーワード | 産業精神保健 / 人工知能 / 認知行動療法 / 健康教育 / 無作為化比較試験 / 人口知能 / ストレスマネジメント / インターネット |
研究成果の概要 |
AIを利用して自動化したインターネット認知行動療法(iCBT)プログラムを開発し、労働者における抑うつの改善効果を無作為化比較試験で検証した。介入群と対照群に648人ずつを割り付けた。介入群はAI支援型iCBTプログラム「Smartくん」を10週間学習した。主要結果指標は、3ヶ月後、6ヶ月後のBeck Depression Inventory I)得点である。介入群の85%がプログラムの一部を、54%が全てを学習した。3および6ヶ月時点の介入効果は有意であった(p=0.038とp=0.020)。AI支援型認知行動療法プログラム「Smartくん」は労働者の抑うつの改善に効果的であると考える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習内容の定着のためのワークの支援をAIにより自動化したSMART-CBTプログラムでは、労働者における抑うつ軽減効果は3ヶ月、6ヶ月時点で有意であり、専門家支援型iCBTプログラムの効果量と同等であった。SMART-CBTは低コストで効果的なiCBTプログラムとして労働者の抑うつの予防・改善に活用できる可能性がある。
|