研究課題/領域番号 |
18H04093
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉川 正俊 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30182736)
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研究分担者 |
浅野 泰仁 東洋大学, 情報連携学部, 教授 (20361157)
中野 圭介 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (30505839)
鬼塚 真 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (60726165)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
38,350千円 (直接経費: 29,500千円、間接経費: 8,850千円)
2021年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2020年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2019年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2018年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
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キーワード | 自律分散環境 / サービスアライアンス / 双方向変換 / トランザクション高並列化 / 協調分散システム / プライバシ保護 / 連合学習 / 自立分散環境 / データ利用ポリシー / 一貫性保証 / 実体化ビュー / ビュー更新 / データ来歴 / データ来歴 ビュー更新 |
研究成果の概要 |
自律分散環境の実現に不可欠な表現力の高い双方向変換言語の設計のために,計算可能な対合関数を過不足なく実装できる計算モデルとして時間対称チューリング機械の定義に成功した.双方向変換を利用し分散データを共有,制御するアーキテクチャを提案した.双方向変換を複数のピア間では無くピア内部で利用する点に新規性を有する. CDMSの応用としては,ライドシェアリングサービスアライアンスに属するプロバイダのデータを統合するモデルを提案し,実装デモとしてWebアプリケーションを作成した.分散機械学習において,信頼できないブローカーからプライバシーを保護する局所的プライベートモデル市場機構を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
双方向変換が満たすべき性質である対合性と冪等性について,それぞれを満たす関数を過不足なく表現できる計算モデルを発見した.これにより,双方向変換を過不足なく表現できる計算モデルの実現が期待できる.本成果のレプリカ管理(生成・セグメント分解)方法は,座席予約などの在庫を管理する応用において,ピア間の調停を行うことなく分散データの一貫性を保証できる機会を増大できるため,条件によっては1桁以上の高速化が期待できる.構築したデータ統合モデルと,ライドシェアリングを想定したデモシステムによる性能検証の成果は,今後の社会でさらに重要さを増すと考えられるサービスアライアンス発展のための基礎技術となり得る.
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