研究課題/領域番号 |
18H04117
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
谷口 倫一郎 九州大学, システム情報科学研究院, 名誉教授 (20136550)
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研究分担者 |
山田 政寛 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (10466831)
有田 大作 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (70304756)
岡安 崇史 九州大学, 農学研究院, 准教授 (70346831)
島田 敬士 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (80452811)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
35,750千円 (直接経費: 27,500千円、間接経費: 8,250千円)
2020年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2019年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2018年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
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キーワード | ICTの農業利用 / 学習支援 / 栽培知識マップ / 多元センシング / 農業ICT / 学習日誌の分析 / 植物フェノタイピング / 作物モニタリング / 農業ICT / 知識マップ / インフォーマル学習 / 植物画像の解析 / 作物栽培知識マップ |
研究成果の概要 |
農業人材の育成には,座学で理論を学ぶフォーマル学習と,現場で実践を学ぶインフォーマル学習の両方が必要である。本研究では、様々なセンシング技術を活用してフォーマル学習とインフォーマル学習とをシームレスに結合することができる新たな学習支援システムを開発・活用することにより、農作物栽培技術の学習の効率化を図る。具体的には、(1)農作物栽培熟達化のための知識マップの構築、(2)作物の生育状況の計測・栽培管理支援・評価技術の開発、(3)農業教育の効率化のための支援システムの開発、(4)開発したシステムに関するインタビュー調査 等を実施し、農作物栽培技術学習の効率化を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農作業者の高齢化および後継者不足に伴い、熟達した農作業者の持つノウハウが次世代に継承されずに失われることが顕在化している。農作物栽培は短期間で経験できないものが多く、栽培技術の熟達には時間が必要である。農作物栽培も他の熟練を要する技術と同様、10年程度必要と言われている。更に、日本では農業従事者の高齢化が急速に進んでおり、このままでは農業従事者、中でも篤農家が減少し、農産物の生産量および生産性が低下してしまい、大きな社会問題となってきている。農業人材育成の効率化による「熟達化10年」の短縮は農業の抱える人材不足の解決に不可欠であり、その問題に取り組んだ本研究は社会的に意義深いものである。
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