研究課題/領域番号 |
18H04120
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
越前 功 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 教授 (30462188)
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研究分担者 |
馬場口 登 大阪大学, 工学研究科, 教授 (30156541)
山岸 順一 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (70709352)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
43,160千円 (直接経費: 33,200千円、間接経費: 9,960千円)
2020年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2019年度: 14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2018年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
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キーワード | 生体情報保護 |
研究成果の概要 |
高性能なカメラやマイクロフォンの普及により,他人の顔,音声,歩行動作,さらには指紋,静脈,虹彩といった生体情報が,遠隔からの撮影や録音を経て,サイバー空間に共有されることで,生体認証の突破や,詐欺や詐称といった「なりすまし」の脅威となることが指摘されている.一方で生体認証は本人認証の手段として広く普及しているため,本人認証の際には不便なく生体情報を提供できることが望ましい.本研究では,現実空間における生体認証の利便性を確保しながら,遠隔からの生体情報の取得や,サイバー空間における生体情報の流通を,本人の意思に応じて制御可能な技術基盤を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義および社会的意義は,現実空間とサイバー空間をつなぐ多種多様なセンサ群や,サイバー空間における多種多様なサービスへの依存性を極力排除しながら,人間に関わる最もセンシティブな生体情報の流通を,現実空間の利便性を担保した上で,自らの意思により制御できることにある.本研究で構築する生体情報保護活用基盤により,生体情報をやり取りする遠隔医療・カウンセリングや,高い信用性と匿名性を必要とする電子投票といった応用への波及効果が期待される.さらに,個人の同意のもと多様な生体情報が活用できるため,人流解析から遠隔見守りや位置探索サービスといった多様な分野への貢献が期待される.
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