研究課題/領域番号 |
18H04123
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分62:応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
奥田 修二郎 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00512310)
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研究分担者 |
赤澤 宏平 新潟大学, 医歯学総合病院, 教授 (10175771)
島田 能史 新潟大学, 医歯学系, 講師 (20706460)
永橋 昌幸 新潟大学, 医歯学総合病院, 研究准教授 (30743918)
若井 俊文 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50372470)
市川 寛 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50721875)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
45,760千円 (直接経費: 35,200千円、間接経費: 10,560千円)
2020年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2019年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2018年度: 29,900千円 (直接経費: 23,000千円、間接経費: 6,900千円)
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キーワード | がんゲノム / データベース / 精密医療 |
研究成果の概要 |
がんという病気は細胞中のDNAに損傷(変異)が起きること、その変異が長年の間修復されずに積み重なることにより発症する。現在では超ハイスループットなDNAシーケンサーの発達により比較的安価に変異同定が可能になった。そこで重要となるのが、がんゲノム情報のデータ統合化とデータ解析基盤の構築である。 これまでに大腸がん、胃がん、肺がん、乳がん等700症例以上の固形がんにおける遺伝子検査結果のデータベース化を実施した。さらに臨床情報とゲノム変異の情報を合わせてあらゆる条件でデータ解析を実施できるシステムの開発を実施した。さらにこれの人工知能への応用として、病理画像を用いた病態の判定技術を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ある程度以上の症例数が含まれるコホートなどになるとがんゲノムデータは非常に膨大な変異の情報となる。従来は、表計算ソフトなどを駆使し手作業でさまざまな解析を実施してきたが、このような大規模データになると手作業での解析は非常に困難であり、また、エラーを誘発する危険がある。我々が開発してきたデータ解析基盤は、この問題を解決し、がんゲノムデータ解析を効率化する事が可能になる。精密医療としてのがんゲノム医療が実際の患者に適用されているが、臨床データの解析においてエラーがなく信頼性の高い解析結果に基づいたエビデンスが得られる環境は、学術に関してのみならず社会的にも非常に大きな意義を持っていると考える。
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