研究課題/領域番号 |
18H04126
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分62:応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
今村 知明 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (80359603)
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研究分担者 |
加藤 源太 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20571277)
赤井 靖宏 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30326326)
石井 均 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30422934)
毛利 貴子 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (30745435)
西岡 祐一 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (50812351)
野田 龍也 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (70456549)
明神 大也 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (40823597)
久保 慎一郎 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 技師 (20833809)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
44,590千円 (直接経費: 34,300千円、間接経費: 10,290千円)
2022年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2018年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
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キーワード | ナショナル・データベース / NDB / データマイニング / シグナル検知 / データベース医学 / KDB |
研究成果の概要 |
本研究では、奈良県のKDBを用いて、医療レセプトと介護レセプトの連結を試みた。KDB被保険者マスタに登録されるKDB個人番号等と、保険者番号・被保険者番号等を用いて作成した統合ID(GID)を用いることにより、一定数の追跡精度を持つ1患者DBを構築した。また、この技術をNDBにも応用し新規データを分析することで、死亡推定の精度検証や、レセプトを使用したコホート研究試行による医療レセプトと介護レセプト連結による健康寿命の検討、在宅医療利用患者の実態の分析及び2045年までの将来需要の推計などを行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
データベースを用いた臨床研究では、診断基準の項目の一部または全部が欠損していることが多いため、何らかの臨床的な蓋然性を設定することにより、疾患を定義付ける必要がある。本研究は、疾患定義、健康状態定義の技法を推し進めることで、世界最大級の健康関連データベースであるNDBの全情報を用いた臨床研究の分析技術に寄与する。特定の臨床課題の解明のみならずデータベース研究での「集団の定義」(疾患定義を含む)の確立を指向し臨床研究の通則を打ち立てる試みには、従来のレセプト・NDB研究とは一線を画する強い新規性がある。NDBの利点と欠点を公平に示し、NDB研究に携わる研究者としての社会的責任を果たしている。
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